好感を持たれる志望動機の書き方

志望動機で必ず相手に伝えるべき重要なことは、なぜその仕事をしたいのかではなく、なぜその会社に入りたいと思ったかです。リクルートの調査によると、78.5%の企業が「その企業への熱意」を採用の際に重視すると答えています。その企業への熱意を持った人に企業は会社への貢献を期待するからです。ですから、志望動機の書き方のコツとしては、まず業界へ入りたいことを伝えから、その後企業の特徴を上げて、さらにその特徴に自分が惹かれた理由を述べましょう。そうすることで、相手に業界の中でもその企業を特別に志望していて、決して他の企業でもいいわけではないということを強くアピールできます。

しかしこれだけではどうしても受動的な印象を与えがちです。さらに強い熱意を伝えるためには、能動的な印象を与える必要があります。そのためには、その企業に入って自分が何をしたいのかという具体的なイメージを伝えなけれななりません。自分の目標を掲げ、その目標に取り組むためにはその企業である必要がある理由を書きます。また、この時に、自分がその目標を掲げる理由を過去のエピソードに関連付けて説明できると、熱意に満ちた明確な説得力が生まれます。

ここで気を付けなければならないのは、社会貢献がしたい、自己成長がしたいなどの動機は企業にあまり良い印象を与えないということです。なぜなら、企業が求めている人は社会に貢献する人ではなく、企業に貢献する人であり、自分を成長させる人ではなく、企業を成長させてくれる人だからです。自分の目標達成が企業に対するメリットになることを踏まえて志望動機で自己アピールが出来れば、必ず企業に求められる人材としてなれるでしょう。